地方探訪

歴史

ピナール・デル・リオは、1867年9月10日にスペイン人によって建設されたキューバ最後の主要都市のひとつである。タバコ農園で働くためにフィリピンからアジア人労働者が流入したため、この都市と州はもともとヌエバ・フィリピーナス（新フィリピン）と名付けられた。

ピナール・デル・リオの歴史は、グアナハタベイ族から始まる。グアナハタベイ族は、洞窟に住み、糧のほとんどを海から得ていた遊牧民族である。グアナハタベイ族は、この島に住む他の先住民族に比べあまり進歩しておらず、平和的で受動的な民族で、その文化は、さらに東にあるタイノ族やシボニー族の文化から多かれ少なかれ独立していた。1492年にスペイン人が到着した頃には絶滅していたため、グアナハタベイ族の古代の社会がどのように構成され、組織化されていたのかについての直接の記録はほとんど残っていないが、グアナハカビベス半島ではいくつかの遺跡が発見されている。

コロンブスの後、征服者たちは起伏の多いピナール・デル・リオをほとんど自生地に任せ、この地域が非現実的な発展を遂げたのは、16世紀後半にカナリア人が到着し始めてからだった。このカナリア人がこの地域のタバコ栽培者となった。

もともとはヌエバ・フィリピーナと呼ばれていたこの地域は、1778年にピナール・デル・リオと改名されたが、これはグアマ川沿いに松林が密集していたためと言われている。

ピナールの特徴である豊かな土壌と広々とした牧草地には、すぐにタバコ農園と牧畜場が出現し、デリケートでよく手入れされた作物で生計を立てる農民たちは、文字通り "私たちの仲間 "を意味する先住民の言葉、グアジロスの洗礼を受けた。

19世紀半ばには、ヨーロッパ人は香りのよいハーブの虜となり、この地域は繁栄した。生鮮品の輸送を容易にするため、海路が開かれ、鉄道が敷設された。ピナール・デル・リオはタバコのメッカとして知られている。

主な見どころ

ピナール・デル・リオはキューバの魅力的な地域である。島の西端に位置する。この地域には数多くの自然と文化的な場所がある。キューバの3つの山脈、シエラ・デル・ロサリオ、グアニグアニコ山脈、シエラ・デ・ロス・オルガノスはここで見つけることができ、有名なユネスコ世界遺産、ビニャーレスの谷は言うまでもない。

グアナハカビベス半島は、キューバ最西端を示すこの地域のもうひとつの素晴らしい自然スポットである。ピナール・デル・リオは、マリア・ラ・ゴルダやカヨ・レビサなどの素晴らしいダイビングスポットやビーチでも有名です。ピナール・デル・リオの最高の観光スポットについてもっと知りたい方は、以下のガイドをお読みください。

ビニャーレス・バレー

印象的なビニャーレス渓谷は、キューバの主要な観光地のひとつである。ユネスコの世界遺産にも登録されており、キューバで最も傑出した場所のひとつである。伝統的な農業技術やタバコ（その他の作物）農園に興味があるなら、キューバで訪れるべき場所はこの渓谷だ。

ビニャーレス渓谷はハイカーや登山家の間でとても人気がある。さらに、この地域には数多くの美しい洞窟があり、渓谷を観光客にとってさらに魅力的な場所にしている。この地域の動植物もまた素晴らしく、自然愛好家にとって非常に魅力的である。

- グアナハカビベス半島

キューバの最西端はグアナハカビベス半島である。半島の一部はピナール・デル・リオという重要な生物圏保護区になっている。周辺の海域は、美しいサンゴ礁はもちろん、マダイやイセエビの重要な漁場となっている。半島の保護地域はキューバ最大の生物圏保護区のひとつとされている。この半島は、バードウォッチャーならぜひ訪れたい場所のひとつだ。ここには何十種類もの鳥が生息している。

- マリア・ラ・ゴルダ

良いビーチとダイビングに最適な場所を探しているなら、マリア・ラ・ゴルダが良い選択だ。観光客にとってピナール・デル・リオのハイライトの一つである。グアナハカビベス半島に位置する。マリア・ラ・ゴルダ国際ダイビングセンターは、キューバ西部を訪れるダイバーの間でとても有名です。壮大なダイビング・スポットに加え、マリア・ラ・ゴルダはエコツーリズムでとても人気があります。

- カヨ・レビサ